クラスターが発生した北九州市の学校。学校からクラスターが発生してしまったというのは、とても心配ですよね。特に、子どもを持つ親御さんは心配だと思います。
学校が再開していっている中、もはや北九州市だけの問題ではありません。学校内でのクラスターはもちろん、そこからさらに感染が広がり大きな第二波へ繋がらないように対処していく必要がありますね。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/
学校からクラスターが発生した北九州市
6月1日時点、北九州市の学校での感染判明は計10人。28日に守恒小(小倉南区)と企救(きく)中(同)、29日に思永中(小倉北区)、30日に葛原小(小倉南区)で各1人と連日続き、31日にはクラスターとなった守恒小で4人、企救中と思永中で各1人。小倉北特別支援学校(小倉北区)でも教員3人の感染が判明しました。
これにより、北九州市は5校が休校に追い込まれています。学業が停滞、制限されてしまうのは大いに問題ではありますが、学校でクラスターが発生してしまった以上、やむを得ないですね。
しかし懸念されるのは他にもあります。これをきっかけに第二波がさらに大きな波となってしまう可能性です。
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6月1にに確認された北九州市のコロナ新規の感染者数は16人とそこまで広がってはいませんが、ここから生徒や児童のご両親へ感染し足りする可能性も考えられますよね。
そこに対する対策はあるのでしょうか?
北九州市の学校から第二波が拡大する可能性や今後の課題
KARADA(からだ)内科クリニックの佐藤昭裕先生によると、これまで学校でクラスメート例は海外を含めてもなく、子ども同士での感染も報告されていなかったとのこと。
また、濃厚接触者の陽性はクルーズ船含め確認されていたものの、濃厚接触者は陽性反応が出てもウイルス量はそこまで持っておらず、他の人に感染させる可能性は低いとも発言していました。よって、今回感染が判明した学校のクラスメイトが次々と誰かに感染させる可能性は低いとみているようです。
そうなると、北九州市の第二波はそこまで大きな波とならずに済むかもしれません。少なくとも、感染が判明している学校からさらに広がる可能性は低いとみていいかもしれませんね。
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しかしながら、首都圏や他の学校は今回の件を重く受け止める必要があります。
三鷹市の東台小学校は、1日から感染防止対策としてクラスを2つに分けて授業が再開するなど感染症対策が行われています。クラスターが発生した北九州市の別の小学校では、午前中で授業が終わり児童が下校したあと、学校の職員が授業で使った学習用具やボールなどを一つ一つ丁寧に消毒するなど徹底した対策もしているとのこと。
対策しながらだと音楽や体育など通常の授業が困難という根本的な問題点があるだけに、学校の再開はまだまだ大きな課題がありそうですね。