連日報道されている新型コロナウイルスの関するニュース。2020年5月24日時点では、日本国内のコロナ新規感染者数は減少傾向にあります。
しかし、1度収束へ向かっても第二波が来る可能性があります。せっかくここまで減少させられたのに、また3月下旬から4月のような数字の戻るのは避けたいですよね。
では、コロナ第二波を最小限に抑えるためには、何をすればいいのでしょうか?
コロナ第二波を最小限に抑えることは可能か
5月23日の東京都コロナ新規感染者数は2人。このように、日本国内のコロナ感染者数は減少傾向にあります。
しかし、残念ながら多くの専門家が第二波は来ると予想しており、実際首都圏の人出の増加などをみてみても第二波が来る可能性がゼロとは言い切れないのが現状です。
そもそも、感染者数が減少してもウイルス自体が死滅するわけではありませんから、気の緩みが出たら再び感染が拡大するのは自然なことですよね。
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ですが、第二波が来てもその数字を最小限に抑えられる可能性はあります。
第一波が来たとき、多くの国民はコロナ対策がしっかりと出来ている状態ではありませんでした。マスク、人との間隔(2メートル)、手洗いうがい…2020年5月時点では習慣となりつつありますが、3月の段階では街でマスクもせずに咳などをしている方も結構いらっしゃいましたよね。
もっとも、何をすれば収束へ向かわせることができるのかすら明確ではなかった気もします。
ところが5月現在、多くの国民の意識が変化しマスクや人との間隔、手洗いうがいをしっかり習慣としている方が増えてると思われます。徐々にはありますが、新しい生活様式の下での生活も定着しつつあります。
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この状態を保つことができれば、第二波が来てもその数字を最小限に抑えられる可能性は十分にあるのではないでしょうか?
韓国のクラスター発生の問題点と日本国内での対策
とはいえ、十分に注意しながら生活していく必要があります。特に注意すべきなのがクラスターの発生。
一旦収束へ向かった韓国ですが、安心したのもつかの間、またクラスターが発生し感染が拡大してしまいましたよね。
クラスターが発生したのは、ソウルの代表的な繁華街である梨泰院(イテウォン)にある複数のクラブ。最初に感染が発覚したのは、ソウルのベッドタウン・京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)に住む20代の男性でした。
韓国のゴールデンウィーク翌日にあたる5月6日にコロナ感染が判明したわけですが、彼が連休中に京畿道内やソウルを歩き回り、5月1日午前零時から2日未明にかけて梨泰院でいくつかのクラブをハシゴしていたのです。
結果、彼が長時間滞在した梨泰院のナイトクラブ「キング(King)」を中心にコロナ感染者が続出。韓国だけでなく、日本国内でも大きく取り上げられました。
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このように、症状のある人間が感染リスクの高い施設を利用してしまうとそこから一気に感染が拡大してしまうのです。たった1人の行動が国内全体の流行につなげてしまうのですから、コロナはやはり恐ろしいですね。
2020年5月22日、東京都の小池知事は経済活動再開に向けたロードマップを公表しました。大きく分けてステップ3まで存在しますが大阪でクラスターが発生し取り上げられたライブハウスはステップ3までに含まれていません。
恐らくステップ3もクリアした後、徐々にライブハウスやカラオケも自粛野球う行要請が緩和していくと思われますが、再開した際に万が一三つを作ってしまいクラスターが発生してしまったら次こそワクチンや治療薬が実用化されるまで使用できなくなる恐れがあります。それどころか他の娯楽施設にも影響が出る可能性もあります。
経済活動を再開させていくためにも、クラスターの発生には十分気を付けていきたいですね。