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映画【検察側の罪人】ネタバレ感想まとめ~終わり方がモヤモヤする?

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2018年8月24日に公開された木村拓哉さん主演の映画「検察側の罪人」。嵐の二宮和也さんとも共演することもあり前評判は上々でした。

そんな映画「検察側の罪人」。公開後の評判はどうなのでしょうか?

終わり方が賛否両論のようで…?

というわけで今回は、映画「検察側の罪人」の感想をネタバレありでまとめていきます。

出典:https://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=015709

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映画「検察側の罪人」ネタバレ

沖野啓一郎(二宮和也)は、司法修習生。検事教官の最上毅(木村拓哉)による研修を受けていました。そこで最上の話に感銘を受けた沖野は当初志望していた弁護士ではなく検事を目指すことに。

時は流れ検事となった沖野は、東京地検に配置されました。その東京地検には最上もいました。

こうして東京地検の検事となった沖野は橘沙穂事務官(吉高由里子)の付き添いのもと検事の仕事をスタートさせます。

そんな中、老夫婦が殺害される事件が発生。被害者の名前は都築和直、晃子夫妻。都築夫妻はアパート貸しをしており、自宅で刺殺されていたのでした。金庫も狙われていることから、強盗殺人事件の可能性が高いという見解に。

しかし、犯行現場となった都築夫妻の自宅には金庫がありました。その中には、借用書が入っていました。和直は知人に金を貸していたのです。

その借用書のリストを見た最上は、見覚えのある人物の名前を目にします。その人物の名前は、松倉重生。

松倉は、最上が学生時代に過ごした荒川の学生寮「北豊寮」の管理人である久住義晴の娘・由季が殺害された事件の重要参考人として挙がっていた人物でした。最上と由季を非常に可愛がっていました。しかし、松倉が真犯人という決定的証拠はなく、逮捕にはいたらず。

結局、由季殺害事件は犯人が逮捕されないまま時効が成立していました。

警察庁にはこの由季殺害事件を担当していた田名部(阿南健治)もいて、最上は田辺から松倉が過去にも1度少年院に入っていた前科があることを聞きます。

それもあり、今回の都築夫妻殺害も松倉が怪しいという流れに。

最上は闇社会の取引に関わるブローカー・諏訪部利成(松重豊)を協力させ、松倉を都築夫妻殺害とは別件で逮捕させることに成功。そこで、都築夫妻殺害について迫ります。

松倉の過去の事件をネタに揺さぶる沖野。すると、松倉は由季を殺害したのは自分だと認めました。しかし、都築夫妻殺害に関しては一向に否認し続けてる松倉。

ですが、松倉の由季殺害における供述を聞いていた最上は怒りを隠せません。松倉への個人的な憎しみが湧き出ていきました。

何としても松倉を罰したい最上。ところが、そんな最上の想いとは裏腹に、事件は意外な展開へ。

1度、都築夫妻殺害の需要参考人となった弓岡嗣郎(大倉孝二)が居酒屋で都築夫妻殺害は自分だということを話していたという情報が警察へ入ってきたのです。弓岡は犯人しか知りえない事実を発言していたことから、限りなくクロ。

松倉を今度こそ罰したい最上にとって、容疑者を松倉ではなく弓岡に切り替える流れになるのは本望ではありません。

同じころ、最上の大学時代の友人で政治家の丹野(平岳大)が自殺するという事件が。丹野は自身の政党と政権の不正を暴こうとしたところ、逆に罠にハマってしまったのです。

丹野の理不尽な最期を知った最上は尚更、松倉を罰しなければならないと決意。しかし、今のままでは合法で松倉を罰することは出来ない…。

そこで最上は、諏訪部を使って弓岡をかくまうと騙して連れ出し、弓岡を殺害します。

検察側の最上が罪人となった瞬間です。

最上と諏訪部のやり取りを偶然聞いてしまった橘は沖野とともに最上を尾行。最上を問い詰めようとしますが、最上は諏訪部から聞いた橘の正体を突きつけ話をすり替えました。

その最上の姿を目にした沖野と橘は検察を辞職。

その後、松倉の国選弁護人と接触し、松倉は釈放されました。

松倉を揺さぶったことを謝罪するため、松倉の釈放パーティーへ向かった沖野。しかし、松倉が沖野と目を合わせると松倉の態度が豹変。暴走した松倉は橘を突き飛ばしケガを負わせてしまいます。

その場を飛び出した松倉を沖野が追いかけると、そこへ暴走者が突っ込んできました。松倉はその暴走者にはねられ死亡。

松倉のはねたのは老人で、アクセルとブレーキを踏み間違えたと主張。しかし、それは事故ではなく諏訪部による計画的殺人でした。

数日後、沖野は最上の祖父の別荘に招かれました。

最上は、そこで改めて正義の執行者になろうと沖野を誘います。ですが、沖野はこれを断ります。

終わり方が物議を醸した映画「検察側の罪人」ネットの感想

https://twitter.com/maro12012525/status/1038736274419474437

https://twitter.com/minasemarin/status/1040245424295038977

終わり方にモヤモヤされている方が多いですね。自分もその1人です。何しろ、最上が逮捕されることなく沖野の雄たけびで映画が終わってしまうわけですから。

最上の誘いを断った沖野ですが、実際この後2人がどうなっていったのかについては完全に見た人の想像におまかせ。ここまま、本当に最上と沖野は決別してしまうのでしょうか。

決別したとしたら、今度は最上と沖野による対立のストーリーも生まれるかもしれない…。そう考えると、続編を期待できるようなある意味希望ある終わり方とも言えるかもしれません。

ただ、そもそもこんな疑問もあります。

最上はあのあと逮捕されるのか?

そして、沖野の雄たけびにはどんな意味があったのか?

ここがモヤっとする最大のポイントではないでしょうか。そこについて、こんな感想がありました。

https://twitter.com/a_1019mj_51/status/1038838762036314113

沖野が最上に憧れを抱くというところからこの映画の物語が始まるわけですから、最上に対する失望というのは大いに納得できますね。

また、最上に憧れていたからこそ、自分の手で最上を罰したいという思いもあるのではないかと思います。そう考えると、最上を罰することができない現状に対する歯痒さや自分自身に対する怒りなんかもこの雄たけびに含まれているかもしれません。

となると、最上が逮捕されないという終わり方は、非常に意味があったように感じます。

https://twitter.com/Whiteti21955094/status/1036759638044078080

別荘から立ち去る沖野を上から見ていた最上。そこで最上が何かを手にしていたことから、最上が沖野を消そうとしていると考えた方がいらしゃったようです。

ですが、最上が手にしていたのはハーモニカでした。

ただ、不穏な空気感が漂っていたことには変わりありません。

最上の動機に説得力なし?

最上が殺人を犯す動機に説得力を感じられないという感想も多くありました。ここに関しても、同感です。

最上が罪人となってしまったのは、丹野がハメられてしまったことで、合法で人を裁くには限界があると思って罪人側になってしまったということだと思います。つまり、丹生の自殺は「検察側の罪人」という作品にいてとても重要な役。

ですが、映画「検察側の罪人」からは最上がひたすら由季の無念を晴らしたいという一心で犯罪を犯したようにしか思えなかったのが本音です。

しかし、最上は検事であり1度は検察の正義の心得を語り沖野の心を動かした存在。そんな最上が個人的感情から犯罪を犯すというのは、動機として説得力に欠ける気がします。ましてや、由季殺害には無関係な弓岡を殺すのはリスクが大きすぎるしそこまでやるのか!?と。

松倉ならまだしも弓岡には個人的な恨みはないわけだし、だったら諏訪部に依頼すれば済むんじゃ…?

ここも個人的にモヤっとする部分でしたね。

まとめ

今回は、映画「検察側の罪人」の感想をネタバレとともにまとめました。ネタバレを書いて改めて終わり方について考えさせられました。

原作を読まずに映画を鑑賞したのですが、正直映画のみだと分かりにくい箇所がいくつかあったというのが正直な感想です。他の方の感想をまとめていても、分かりにくいという感想も結構ありましたね。

とはいえ、木村拓哉さん、二宮和也さんをはじめとした役者さんの演技は素晴らしかったです。松倉役の酒向芳さんはかなりのハマり役だったのではないでしょうか。

終わり方などモヤっとする部分もありましたが、見て損はない映画です!

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