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東京アラートが存在する意味~ステップ3やガイドラインの問題点

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緊急事態宣言が解除されて2週間が経過しました。期間中の外出自粛や各企業の休業の成果があり、日本国内では多くの地域で第1波を収束させることができましたね。

しかし、東京では依然第1波が続いております。そんな中で、東京都ロードマップのステップ2へ移行し、6月19日からはステップ3へ移行する予定。

ですが、東京アラートが発動されている状況ではステップ3へ移行することはおそらくできません。感染拡大防止も重要ですが、経済も回していかないといけませんよね。

東京アラートの意味や必要性は、どこまであるのでしょうか?

出典:https://www.tokyo-np.co.jp/article/33307/

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東京アラートに意味はあるのか

新規感染者 経路不明 増加率
緩和 1日20人未満 50%未満 前週を下回る
再要請 1日50人以上 50%以上 前週から倍増
5月25日(緊急事態宣言解除時)。 約6.9% 約46.1% 2.19倍
6月2日(東京アラート発動時) 16.3人 50% 2.15倍
6月8日 21人 46.3% 1.63倍

東京アラートは、この再要請目安のうち1つでも上回ると発動するというもの。6月8日時点では、新規感染者数が21人ですので1つ基準を超えてることになります。よって、東京アラートが発動されている状態です。

東京アラートが発動されている状況ですと、ステップ3へ移行することは難しいのが現状ですね。6月8日時点で東京都内で感染が確認されているうちの4割程度がカラオケバーなど夜の街関連での感染とされているわけですが、そういった業種はステップ3の対象とされているため、1部の店でロードマップを遵守していなかったことになります。

こういったことを受け、小池知事は警視庁と協力し夜の歓楽街の「見回り隊」を結成することを発表。これに対し、意味があるのか?と疑問視する声も上がりました。

実際、自分もこの見回り隊は本当に意味があるのか疑問です。何しろ、木曜と金曜の夜に実施すると予め公表していますからね…せめて抜き打ちにしなければ意味がないのでは…?

まぁ、「やりますよ」という警告も含めての対策なのかもしれませんけど。

そもそも、東京アラート自体がどこまで意味があるのか?という話ですよね。東京アラートは、少なくとも強制力のあるものではありません。

緊急事態宣言も同様ですが、日本は法的拘束力がないため、あくまで要請に留まります。ですから、東京アラートもあくまで注意喚起に過ぎないのです。

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ただ、だからといって意味がないかといったらそれはまた別の話です。

ステップ3へ移行するには?

東京アラートが発動されている状態でステップ3へ移行するのは難しいでしょう。ですが、緊急事態宣言が解除された以上、よほどのことがないと休業の再要請もできないのが現実だと思います。

これに対し、佐藤昭裕先生はガイドラインのアップデートが必要と仰っていました。確かに、ガイドラインの存在は必要です。

ただこれの問題点は、ガイドラインというのはそもそも具体的なことが書かれていません。それを参考に自分たちで考える必要があります。つまり、ガイドラインとマニュアルは違うのです。

マニュアルが存在すればいいのでしょうけど、それはその業種の専門の方でないと難しいでしょう。そうなると、やはりガイドラインをアップデートしていくしかないのかもしれませんね。

まだまだ課題や問題点はありそうです。

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