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大野愛果 ZARD後期を支えた天才作曲家!ファンから人気曲となった理由は?

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ビーイングの作家=織田哲郎という認識が強かった90年代。その織田哲郎をはじめ、栗林誠一郎、明石昌夫など同じくビーイングを支えた作家のビーイング離脱が相次ぎ、彼らを主力作家としていたZARDは大きなピンチを迎えた。

そこで新たに作曲家として主力となったのが大野愛果だ。大野愛果はZARDやビーイングにとって救世主ともいえる存在だろう。

今回は、その大野愛果をZARDの主力作曲家という視点から取り上げてみよう。

出典:https://www.youtube.com/

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作曲家としてZARD後期を支えた大野愛果

大野愛果作曲の主なZARD楽曲は「明日を夢見て」「瞳閉じて」「Get U’re Dream」「もっと近くで君の横顔見ていたい」「かけがえのないもの」「今日はゆっくり話そう」「もっと近くで君の横顔見ていたい」「星のかがやきよ」「悲しいほど貴方が好き」などだ。他にも「サヨナラまでのディスタンス」「少女の頃に戻ったみたいに」などアルバム曲やカップリング曲もあるがシングル表題で採用されたことが多く、ポジション的にはポスト織田哲郎と言えるだろう。

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織田哲郎の曲は「負けないで」や「揺れる想い」といった爽やかな楽曲が多く、カップリングやアルバムでの採用が多かった栗林誠一郎の曲は哀愁のある切ないメロディーが印象的だ。大野愛果はというと、ざっくり言えばその中間をいっていた気がする。織田さんのように爽やかな曲を作る人と言うイメージもなければ、栗林さんほどの切ないメロディーの人と言う印象もない。

というか、織田さんは爽やかだけど切ないというある種真逆の要素を1曲に取り入れられていた印象が強いが、大野愛果のメジャー調の楽曲は爽やかと言うより明るい感じだ。でもって、軽快な曲が多かった気がする。

気がする、と言うと曖昧な表現にも聞こえるが、大野愛果の楽曲は織田哲郎とも栗林誠一郎とも違う要素があったことは確かだ。実際、大野愛果が作曲家としてZARDに提供を始めた頃はファンの間で賛否両論だったようにも思う。今でも大野愛果作曲はZARDに合わない、大野愛果の曲に苦手意識を持たれている方もいるようだ。

とはいえ、大野愛果の楽曲は多くのファンから人気曲となった。その要因は何なのだろうか?

大野愛果が天才である理由とZARDファンから人気曲となった要因

ビーイングのファンはビーイン特有のサウンドを好んでいるように思う。特にZARDはそのビーイングらしさを世間に認識させた張本人ということもあり、ZARDファンは尚更そこに対するこだわりが強いのではないだろうか。実際、坂井泉水さんは生涯そのサウンドを貫いたと思う。

ただ、その中でもある程度の変化はあった。主力の作曲家が変わったのだから当然と言えば当然なのだが、大野愛果の楽曲に関していえば、織田さんや栗林さんの90年代を象徴するサウンドというよりはそれ以降の音楽シーンの流れも意識した曲調だったように思う。

その時代に合わせたという変化が古参ファンから大野愛果作曲はZARDに合わないと思われた理由だったのかもしれない。

とはいえ、大きな路線変更をしたわけではない。「明日を夢見て」などの明るい曲然り、「悲しいほど貴方が好き」然り、ZARDやビーイングに通じる要素はある。「悲しいほど貴方が好き」は歌謡曲要素も強く、どことなく栗林曲を彷彿とさせる。このように、時代の流れを意識しつつビーイングらしさもあったという点がファンから人気曲となった要因だろう。

ZARDが織田哲郎、栗林誠一郎の主力作曲家の提供がなくなり、明石昌夫がビーイングを離脱した後も人気を維持できたのは、大野愛果の功績も大きいだろう。ファンから人気曲となる楽曲を連発できる作曲家が主力につけるかどうかは、作家から提供を受ける歌手にとって生命線とも言える。これはアイドルでも一緒だ。

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織田哲郎が天才なのは音楽ファンにはもはや説明不要なくらいである。無論、織田哲郎は天才だ。

だが、大野愛果もまた天才作曲家の1人と言っていいだろう。

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