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獣になれない私たち 最終回が野木脚本の真骨頂!晶が周年祭に行かなかった意味

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2018年10月クールドラマ「獣になれない私たち」。12月12日の放送でついに最終回を迎えました。

決して派手な結末ではありませんでしたが、いい最終回だったのではないでしょうか。”ラブかもしれない”というテーマに相応しい大人なラブストーリーだったように感じます。さすが野木脚本です!

中でも終盤の晶と恒星のシーン。とても印象的でしたね。

しかし、なぜ晶と恒星は5tapではなく2人きりで飲んだのでしょうか?その意味を考察してみます。

出典:https://mdpr.jp/news/detail/1804734

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「獣になれない私たち」最終回の簡単なあらすじ

ついに「ツクモ・クリエイト・ジャパン」を退職した晶(新垣結衣)。恒星(松田龍平)も、ずっと辞められずにいた粉飾決算への加担を自ら告発するという形でケリをつけました。当然、公認会計士を続けることはできなくなってしまった恒星は、「根元公認会計士・税理士事務所」を畳み引っ越すことに。

事務所のすぐ近くにあった5tapでしたが、新居は5tapの近くではありませんでした。

そんな中、2周年を迎えた5tap。当日は、5tap常連客に加え九十九(山内圭哉)ら「ツクモ・クリエイト・ジャパン」社員も5tapを訪れ大賑わい。しかし、そこに晶と恒星の姿はありませんでした。

そのころ、晶と恒星は5tapではなくビール工場で2人きりで飲んでいたのです。

そして、近くに教会があるから鐘の音を聞きにいかないかという恒星の提案で、2人は教会へ。そこでそっとそっと手をつないだ晶と恒星。

ここで「獣になれない私たち」最終回は終了。全10話にわたって描かれてきた物語の幕を閉じました。

いい最終回だったのではないでしょうか。最初こそイライラが絶えず観るのがしんどかった時もありましたが、最後まで見続けてよかったです。そう思わせてくれた最終回でしたね。

関連記事→【獣になれない私たち】京谷の元カノに腹立つ!視聴率もピンチか
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関連記事→【獣になれない私たち】最終回予想まとめ!晶は退職届を出せるのか

朱里の行動や京谷のクズ度にイライラしっぱなしでしたが、回を重ねるごとにだんだんと愛されキャラへ変わっていったところも野木脚本の腕を感じました。おそるべき野木マジック。

九十九社長もラストはみんなと一緒に飲んでてなんかほっこりしましたし。

野木脚本の真骨頂!「獣になれない私たち」最終回

最終回よかった!という声が圧倒的に多かったです。その理由として、

・派手な最終回ではなかったけど「獣になれない私たち」らしい現実味のある結末
・晶の退職、恒星の不正の告発など片づけるべき問題は片づけられていた
・晶と恒星が手をつなぎ希望のある終わり方だった

ざっくりまとめるとこのあたりでしょうか。

結局、晶と恒星は正式に恋愛関係へと発展したわけではありませんでしたが、晶と恒星が手をつないだところで終わるという希望ある終わり方だったのがまたよかったですよね。まさしく「獣になれない私たち」のテーマ”ラブかもしれない”ドラマとなりました。

晶と京谷がヨリを戻すとか、あるいは京谷が朱里をヨリを戻すみたいなドラマ的な展開もなかったのもいい最終回となった要因の1つかと思われます。それでいて、朱里は確実に成長しましたし、朱里は朱里でちゃんと救われてるんですよね。

成長と言えば、上野の成長もよかった!

この最終回の結末に言えるのは、ちゃんと動きがありつつもあくまで現実的であるということ。そして、その中にメッセージ性も込められていたところがとてもよかったです。

「人に支配される人生はごめんだ。」と言った恒星、「自分以外の何物にもなれない」と言った呉羽。そして、社員も上司を選ぶ権利はあると言って九十九に退職届を突きつけた晶。

これまで必要以上に周囲に気を使っていた晶が自分の意志で自分の人生を選択していく。そんなメッセージを最終回で感じました。

関連記事→新垣結衣主演【獣になれない私たち】は第2の逃げ恥?第1話の評判も

新垣結衣主演、野木脚本という「逃げ恥」コンビの再タッグということで前評判は高かった「獣になれない私たち」。いざ始まってみると登場人物のクズ度に厳しい意見も続出しましたが、最終的にはやはり野木脚本!と思わせられる作品で、野木さんの才能とセンスを感じられるいいドラマでした。

野木脚本は裏切らない

ほんと最終回まで見続けてよかったです。観るのがしんどくなっても結局見続けられたのって、「獣になれない私たち」というドラマがリアルに感じられたからだと思います。九十九社長とか実際こういう人いますし。

2018年秋ドラマは「中学聖日記」や「黄昏流星群」などあり得ない展開続きで話題となった作品が目立っていただけに、その真逆を行く「獣になれない私たち」が新鮮でした。

晶と恒星が5tapに行かなかった理由

周年祭に行かなかった晶と恒星。なぜ、わざわざ2人きりで飲むの?と一瞬思いましたが、これには深い意味があったんだと最終回を見終えて思いました。

斎藤さんが出してくれるビールをひたすら飲んでいた5tapではなく、自ら工場へ行くというところに意味があったんですね。要するに、やたら周囲に合わせるのではなく自分らしく生きようという晶や恒星の意思表示。

京谷に仕事を紹介してもらうの泣く、自分が本当にやりたいことを見つけるというのもここに繋がってくるでしょう。

ただ、ご紹介したツイートにもあるように、

あれだけ世話になった店の周年祭に行かないってどうなの?

という気持ちはありますが。。笑



「獣になれない私たち」最終回の見逃し配信動画の視聴方法は?

ドラマ「獣になれない私たち」最終回を見逃した場合やもう1度視聴したいという場合、放送終了から1週間以内であればTverと日テレオンデマンド、放送終了から1週間以上経過している場合はU-NEXT、Hulu、ビデオマーケット、dTV、auビデオパスで視聴が可能です。

TverTverはこちら
日テレオンデマンド日テレオンデマンドでの無料視聴はこちら
U-NEXTU-NEXTはこちら
HuluHUluはこちら
ビデオマーケットビデオマーケットはこちら
dTVdTVはこちら
auビデオパスauビデオパスはこちら

中でも特におすすめなのは、huluです!

Huluは月額933円と無料視聴ではありませんが、会員登録すれば「けもなれ」の全話を見放題で視聴が可能となっています。

また、現在Huluでは2週間無料でおためしできるキャンペーンも実施しています。

「獣になれない私たち」の見逃し配信動画情報やHuluに関する詳細については、以下の記事でも解説していますので、そちらも併せてご覧ください。

関連記事→日テレドラマの見逃し配信動画はhuluがおすすめ!料金プラン詳細も
関連記事→【けもなれ】最終回の見逃し配信動画&無料視聴情報まとめ!予告やあらすじも

この機会に、配信動画サイト・Huluに登録してみるのもありかもしれませんね。テレビよりネットと言われる時代ですが、テレビとネットの相乗効果は絶大なのかもしれません。

便利な時代ですねー。

まとめ

今回は「獣になれない私たち」、最終回についてまとめました。

とにかくいい最終回でした。野木脚本の素晴らしさを改めて感じた最終回でしたね。

視聴率的に厳しいかもしれませんが、続編も観てみたいです。連ドラでなくてもスペシャルドラマとか。

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コメント

  1. chiwawamaromaro より:

    私は野木さんのドラマをかなり見ていますが、このドラマはそのなかでも特に優れていると思います。
    まず、伊吹 一さんが書いておられるように(https://note.mu/mono_ibu/n/n8aff55636201)「『けもなれ』の一番の特徴は何かと言われれば、カタルシスがない。このことに尽きると思います。」 そのためにいろいろな悪評が生まれているのだとおもいますが、伊吹 一さんも言っているように、「最終話にはカタルシスが多少ありましたが、… カタルシスに軸がないことは明らかでした。マイナスが少しゼロに近づいていく、それもまた人生で…という終わり方は、とても好きでした。」 私もまったく同感です。だからこそ、最終回があのように印象的だったのです。最終回はとてもよかった。ほんとうにおもしろいドラマでした。
    また、小野寺系さんが指摘されている(https://realsound.jp/movie/2018/12/post-291614.html)ように、ガッキーにとっても新たな可能性を開拓する作品になったと思います。彼曰く、「だが本作『獣になれない私たち』は、脚本家にとってもガッキーにとっても、だからこそ先に進んだ、深みのあるドラマ作品になっている。ガッキーも原節子と同じく、期待されたイメージを強く要求されているタイプの女優である。それは『けもなれ』で、献身的で清楚でかわいらしく癒してくれる女性像を要求されている晶の境遇とシンクロする。このことに脚本は明らかに意図的である。そして暗い表情の多いガッキーを描くことで、彼女の知られざる魅力……まさに“深海に眠る水晶の輝き”を探ろうとしているのではないか。」 野木さんはよく考えられています。
    さらに、野木さんらしい細かい仕掛けもとても楽しめました。例えば、初回の呉羽のポスターには、「metamorphosis(変身)」と書かれていましたし、最終回の晶の「大後悔」しているという言を受けてタクマラカンが勧めたビール銘柄IPAに関する彼の説明の「大航海時代」。さらには、実際に存在するナイン・テイルド・フォックスにかけたナイン・テイルド・キャッツ(これはA cat has nine lives. For three, he plays, for three it strays, and for the last three it stays.に掛けています。)そのほかたくさんありました。
    最後に願わくば、もう少しガッキーのシーンが多かったら、尚よかったと思います。これは、読売テレビの問題です。
    また、このドラマの視聴率の低迷は読売テレビにもあります。まず、初回の放送が10:00からで、他局の「相棒」が45分延長したため、最初の40分かぶってしまった。また、第2回は、日本シリーズのため一時間以上遅れた。時間で予約していたDVDは録画できなかった。他局では、この日の放映をキャンセルした番組もあった。読売テレビもキャンセルして次週に放映すべきだった。よいドラマなのにとても残念です。