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米津玄師【感電】歌謡曲メロとディスコアレンジが響く名曲

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TBS系金曜ドラマ「MIU404」の主題歌となっている米津玄師「感電」。「Lemon」が主題歌となっていた「アンナチュラル」と同枠での作品であり、「アンナチュラル」のスタッフが再集結した作品となっています。

「Lemon」は米津玄師さんにとって代表曲となっただけに、再タッグへの期待は相当ハードルの高いものでした。しかし、さすがは米津玄師。期待を上回る名曲を誕生させましたね。

出典:https://www.oricon.co.jp/news/2166760/full/

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歌謡曲を彷彿とさせるメロディーが魅力 米津玄師「感電」

米津玄師は、1991年3月10日生まれの29歳。2020年現在、特に勢いのある若手のシンガーソングライターです。

しかし、「感電」は哀愁がありどこか懐かしさを感じるメロディー。所謂、歌謡曲を彷彿とさせます。

振り返れば、米津玄師の作る楽曲の多くが歌謡曲を彷彿とさせるメロディーですよね。「Lemon」然り、「パプリカ」然り。

それもそのはず。「Lemon」を制作した際のインタビューで米津玄師は以下のように語っていました。

「それこそ、昭和のポップソングを作りたかったんですよ。今回の曲とは直接関係ないですけど、中島みゆきさん、松任谷由実さん、吉田拓郎さんの曲がマイブームで、ずっと聴いていた時期があって。そういう曲を1曲作れるかな? と思って、作り始めた曲なので。そのへんのニュアンスが色濃く反映してるなって、自分でも思います」

出典:https://tsutaya.tsite.jp/news/j-pop/i/39109727/index

つまり、米津玄師の音楽のルーツに歌謡曲をはじめとした昭和の名曲というのがあります。自分はまさしく吉田拓郎さんや中島みゆきさんの楽曲が好きなので、米津玄師さんの作る歌謡曲を彷彿とさせるメロディーは初めて彼の楽曲を聴いた段階で一発で耳に残りました。

ですので、歌謡曲世代の人間や世代は違えど歌謡曲を聴いてきた人間なら米津玄師の音楽は響くでしょう。ただ当然、米津玄師さんは歌謡曲に馴染みのない層からも支持されています。

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その理由について、以前自分は歌謡曲を彷彿とさせる楽曲は年代問わず日本人の琴線に触れると書きました。ですが、米津玄師が高く支持される理由は他にもあると思います。

ディスコ的なアレンジも響く名曲

今回の「感電」はディスコを彷彿とさせるアレンジ。歌謡曲メロディーと相まって昭和のディスコ感溢れる名曲となりました。

前途したように、歌謡曲チックなメロディーという意味では他の米津曲と共通している部分がありますが、このディスコ感あるアレンジは米津曲としては新鮮な印象を受けます。そしてこのアレンジの新鮮さこそが米津玄師が評価される大きな要因ではないでしょうか?

アレンジが似ているとどうしてもマンネリ化してしまいます。メロディーが似ていなくてもアレンジが似ていると似た曲という印象となってしまうのが不思議なところですが、それだけアレンジって重要ですよね。

ですが、米津玄師の楽曲は毎回アレンジが新鮮であるため、毎回新しさを感じられるのです。しかも、それでいて「らしさ」もしっかり感じられるため、ファンは抵抗なく飽きずに聴くことができます。

また、自身が孤独を経験してきた故の「弱者に寄り添う歌詞」は若い年代から共感を呼びました。これは約20年前、浜崎あゆみが若者のカリスマ的存在となった理由ともつながるでしょう。

要するに、米津玄師の楽曲は若者にも年配の方にも受け入れられる幅広さがあります。今回の「感電」で言えば歌謡曲+ディスコ。歌謡曲もディスコももはや若者向けの音楽ではありませんが、様々なジャンルを融合したアレンジにすることで、それだけ支持される層も広げられます。

1曲だけでも名曲を作れる人間はほんの一握り。ですが、名曲を作り続けるのはさらに一握りですよね。米津玄師は後者に値します。

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