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菊池一仁が浜崎あゆみファンから評価される理由~Far awayは隠れた名曲

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浜崎あゆみの名曲。

と言ったら、一般的にはBoys & GirlsやSEASONS、Voyageあたりを連想するだろう。今あげた楽曲はどれもD・A・I(長尾大)作曲によるものである。

しかし、浜崎あゆみの名曲を生んだ作曲者は彼だけではない。中でも、D・A・I氏と同時期に多く楽曲提供をしていた菊池一仁氏の功績も大きい。

今回は、菊池一仁氏が浜崎あゆみファンから評価される理由を改めて考察してみよう。

出典:https://japaneseclass.jp/trends/about

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浜崎あゆみの名曲を多数生み出した菊池一仁

菊池一仁が作曲した浜崎あゆみの楽曲

・Depend on you(5thシングル)
・As if…(1stアルバム『A Song for ××』収録曲)
・WHATEVER(6thシングル)
・appears(11thシングル)
・immature(11thシングルのカップリング)
・Who…(2ndアルバム『LOVEppears』収録曲)
・vogue(14thシングル)
・Far away(15thシングル、D・A・Iとの共作)
・SURREAL(17thシングル)
・About You(6thアルバム『MY STORY』収録曲)
・Replace(6thアルバム『MY STORY』収録曲)
・HEAVEN(37thシングル)
・Beautiful Fighters(40thシングル)

以上が、菊池一仁氏が作曲した浜崎あゆみの楽曲。前途したように、一般的な知名度ではD・A・I氏による楽曲のが多いが、菊池一仁氏による楽曲はファンだからこそ知っている隠れた名曲が多い。

中でも、特に人気が高いのが「Who…」。「MY ALL」や「RED LINE」などライブのラスト定番曲はどれも名曲で人気が高いが、Who…はその元祖定番曲だ。

他にも、盛り上がりの定番曲としてevolutionとセットで歌われることが多いSURREALも特に人気が高い1曲だろう。

これらの楽曲は私自身も好きである。しかし、個人的に特に好きな楽曲を上げるならFar away、vogue、appears、immatureだ。ここに列挙した4曲ははっきり言って暗い。

まずは、appears。”恋人達はとても幸せそうに手をつないで歩いているからね”という歌冒頭の歌詞だけを聴くと幸せなラブソングに聴こえるが、次に出てくる”まるで全てのことが上手くいってるかのように見えるよね 真実(ホントウ)はふたりしか知らない”の通り、これはシンプルなラブソングではない。

immatureに関しても、”僕らはきっと幸せになるために生まれてきたんだって 思う日があってもいいんだよね”という歌詞がある。”僕らはきっと幸せになるために生まれてきたんだ”なら普通の応援ソングだろう。しかし、浜崎あゆみの歌詞は違う。そう思えないことを前提とした歌詞なのだ。

そして、Far away。これは、絶望3部作の2作目である(1作目はvogue、3作目はSEASONS)。

この絶望3部作は一言で言ってしまえば別れの歌だ。話題となった「M愛すべき人がいて」でも描かれたマサ社長との別れを歌にした楽曲であるが、この悲壮感漂う世界観こそ浜崎あゆみの真骨頂だと思っている。歌詞、メロディー自体も激しくツボなのだが、浜崎あゆみの歌詞と菊池一仁氏のメロディーが実にマッチしているのだ。

では何故ここまで浜崎あゆみの歌詞と菊池一仁氏のメロディーは相性が抜群なのだろうか?

菊池一仁と浜崎あゆみが相性いい理由

前途したように、浜崎あゆみの歌詞は特に初期は暗かった。一方、菊池一仁氏のメロディーもマイナー調のものが多い。

End rollやever freeなどD・A・I氏も切ないバラードを得意としていたが、基本的にはBoys & Girlsのような明るい楽曲が多かった。それが大衆受けした要因でもあるだろう。それに対し、菊池一仁氏はFar away然り、vogue然り、appears然り哀愁漂う歌謡曲テイストの楽曲が多かったのだ。

ところが、菊池一仁氏はD・A・I氏よりも年下だ。ましてや、Far awayを作曲した当時、彼はまだ20代だった。いくら20年前とはいえ、何故彼は20代でここまで歌謡曲要素のある名曲を続々と生み出せたのだろうか?

それもそのはず、菊池一仁氏は「岸壁の母」で有名な菊池章子氏の孫である。故に、昭和の歌謡曲には少なからず馴染みがあったのだろう。浜崎あゆみに提供した楽曲以外でも歌謡曲を彷彿とさせる楽曲は多く、自身が所属していたバンド・BREATHの「満月」なんかはもろ歌謡曲である。

この歌謡曲要素のあるどこか懐かしいメロディーが浜崎あゆみの歌詞の世界観を見事に生かしているのだろう。菊池一仁氏の提供が少なくなった以降に主力となった湯汲哲也氏や中野雄太氏の作るメロディーもやはり哀愁があり歌謡曲を彷彿とさせるものが多い。特に、湯汲氏は京都出身ということから和風テイストの名曲が多くある。

関連記事→浜崎あゆみ【TROUBLE】湯汲哲也曲の安定感!渡辺徹は作曲陣常連なるか

絶望3部作からちょうど20年。なんと浜崎あゆみは14年ぶりに菊池一仁氏とタッグを組んだ。

そのタイトルが「オヒアの木」。このタイミングで再び菊池一仁氏作曲の新曲が聴けるのはファンとしては感無量だ。

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